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白内障・網膜硝子体疾患等の日帰り手術施設
06-4308-5781

糖尿病網膜症

糖尿病患者さんの約15~40%が網膜症と推定され、 60~74歳では失明原因の第1位となっています。

日本の成人における年齢別失明原因

糖尿病は全身の毛細血管を障害していく疾患で、大きく3つの合併症(網膜症・腎不全・末梢神経障害及び壊疽)があります。まずは内科にて血糖管理をしっかりしていく必要があります。
網膜症は血糖管理が数年以上不良の場合に単純型→増殖前→増殖型へと進行していきます。

増殖糖尿病網膜症について

糖尿病の重大な合併症の1つです。網膜の毛細血管が血糖コントロール不良に伴い閉塞して血の巡りが悪くなり、新生血管の発生・黄斑部浮腫・硝子体出血等を来してしまいます。

結果、視力が著しく障害されます。さらに進行すると牽引性網膜剥離を引き起こして失明してしまうこともあります。こうして増殖糖尿病網膜症に進展しないよう、定期的な内科及び眼科受診が必要です。
また、増殖糖尿病網膜症が外来加療で沈静化しない場合は硝子体手術となります。当院では日帰り手術にて対応しています。

糖尿病黄斑浮腫の症状

見たい部分がかすんで見える「かすみ眼」、 ゆがんで見える「変視症」、不鮮明に見える「コントラスト感度低下」などの自覚症状が現れます。

糖尿病黄斑浮腫の症状

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増殖前~増殖糖尿病網膜症
増殖糖尿病網膜症
増殖糖尿病網膜症術後
重症の増殖糖尿病網膜症
術後(視力障害の後遺症あり)

自覚症状がなくても。眼の中では糖尿病網膜症が進行しています。
自覚症状が現れたときには、すでに最終段階です。 眼科を定期受診していれば、早い段階で異常を発見することができます。
視力障害や失明は、早期発見・早期治療で予防することができます。
医師の指示に従い、眼科を定期受診しましょう。

糖尿病網膜症の診断・検査

問診
糖尿病をはじめとした全身状態や内科での経過を確認します。
眼底撮影検査
眼底カメラなどで網膜の状態を確認します。
網膜断層検査
網膜の状態を断面から観察して、浮腫の状態などを確認します。
蛍光眼底造影検査
眼底での血液の流れ方を確認します。
細隙灯顕微鏡検査(スリットランプ検査)
結膜や角膜の状態、眼内の状態を確認します。

糖尿病黄斑浮腫の治療

糖尿病黄斑浮腫には外科的な治療法と薬物による治療法があります。

外科的な治療法

  • レーザー光凝固術
  • 硝子体手術

薬物による治療法

  • ステロイド薬
  • 硝子体内注射(VEGF阻害薬)
硝子体注射
硝子体注射
硝子体注射について詳しくはこちら
硝子体手術
硝子体手術
硝子体手術について詳しくはこちら

増悪した場合は、まずはレーザー光凝固で血流不全部位を固めて悪化を防ぎます。
網膜中心である黄斑部の浮腫を生じた場合は、トリアムシノロン(ステロイド懸濁剤)の結膜テノン嚢下注射や抗VEGF治療薬硝子体注射を行います。
さらに新生血管の出現・増殖膜形成・硝子体出血を来してしまった場合は硝子体手術の適応となります。

当院ではこれらの治療・手術を全て日帰りにて行っています。視力障害を予防するためには 眼科で定期的な検査を受けましょう。