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白内障・網膜硝子体疾患等の日帰り手術施設
06-4308-5781

角膜・結膜・その他手術

前眼部疾患の治療

当院の院長は、角膜変性症のレーザー治療の他、円錐角膜や水疱性角膜症などに対する角膜移植など豊富な角膜手術を経験してまいりました。(角膜センター、神戸神奈川アイクリニックなど)その他外傷からくる角膜疾患、ドライアイ、翼状片などさまざまな角膜・結膜疾患に対する専門的な治療を行ってまいりました。その経験を生かし、角膜・結膜疾患に対するあらゆる症状に対して適切な診断・治療を行ってまいります。また、円錐角膜・角膜移植後眼などの特殊コンタクトレンズの処方も行っておりますのでご相談ください。


翼状片

翼状片は、白目の表面を覆っている半透明の膜である結膜が、目がしらの方から角膜(黒目の部分)に三角状に入り込んでくる病気です。結膜には血管が豊富にあり、そのため本来は血管の無い部位の角膜にその結膜が入るため、黒目の部分が充血したように赤く見えます。翼状片は悪性のものではありません。
翼状片は通常、鼻側から角膜中央部に向かって侵入します。翼状片が中央へ進むにつれ、その侵入した方向へと角膜が引っ張られるため、乱視が出ます。乱視がひどくなった場合や、翼状片が大きくなり、黒目の中央まで進行すると、視力は大きく低下してしまいます。


治療法

炎症による充血がある場合は、炎症を抑える点眼(ステロイドなど)で治療します。しかし、基本的に点眼治療によって翼状片が退縮することはなく、根本的な治療には手術が必要となります。

手術の時期

翼状片による異物感や、ゴロゴロするといった自覚症状があれば手術の適応になります。充血がひどくて美容的に気になるという方も、手術の適応となります。充血は点眼治療で減少することもありますので、数ヶ月間点眼治療で様子をみても充血が減少しない場合は、手術の適応となります。 手術する際、翼状片の先端が瞳孔(黒目の中央)付近まで及ぶと、手術しても良い視力が得られないことがあるため、黒目の周囲から中央までの中間点に翼状片の先端が近づいた時期が手術の好機と言われています。

手術について

手術は、日帰り手術で行います。手術は角膜に侵入した翼状片の組織を除去する方法で、局所麻酔下に行います。手術時間は術式により多少異なりますが、15~25分程度です。 翼状片は再発性が高い疾患のため、翼状片の切除と再発防止を視野に入れた手術を行います。

角膜移植

角膜移植手術は、濁ってしまった角膜を、ドナーから提供された透明な角膜と取り替えて、再び光を取り戻す治療です。 角膜は、目の一番手前にある無色透明な膜です。角膜には目に光を取り入れる窓のような役割や、水晶体と共にピントを合わせるという大切な役割を担っています。この膜が、眼疾患や外傷などにより濁ってしまったり、円錐角膜のように突出してしまうと、見えにくくなります。このような場合に行われるのが、角膜移植手術です。当院では専門病院と提携しています。